ここはアリシハン城の端っこにある
名もない兵士達の詰め所。
予算の都合という名のエコ仕様なアイコンが
印象的な彼らは今日も今日とて、
世の不条理を風刺しつつも、
本作品の魅力をそれとなく遠回しに
語り明かすのであった。


 

祝! 祝である! 今回をもって、
このコーナーが10回目を迎えたのである!

「そいつはME・DE・TA・I!!」

「だけどワイらは、あたりまえのように平常運転!」

「まあ、マスターアップ休暇すら我々には存在しないからな」

「お盆休み? なにそれワイがタヒぬの?」

「社畜(オレ)たちの戦いはこれからだ!」

まてまて! 人のことを呼びつけておいて、
勝手に終わろうとするでない!

「むぉ!? 人気投票で12位だった伊織嬢ではないか!
ようこそ! 第三兵士詰所へ!」

「得票数178票の大和撫子キタコレ!」

「ええい! いちいち人の順位や得票数にふれるなぁ!」

「はぁ~……まったく、ウルサイねぇ。
これだから人気投票12位のネンネちゃんは。
タダでさえ暑いのにキャンキャン騒がないでおくれよ」

「ビリっけつのカミラが、それを言うのか!?」

「得票差たったの4票なんて五十歩百歩よ。
イチイチ目くじらたてなさんなって。
ほら、モブのアンタらも黙って突っ立ってないで、
冷たいモノと椅子くらい用意したらどうなんだい」

「ワイを椅子として存分にお使いください(OTL)」

「へぇ? モブらしい身の弁え方、キライじゃないわぁ♪」

「カ、カミラ! 何を当然のように腰かけている!?
キサマらも『ありがとうございます!』じゃないだろう!?」

「なんやなんや。アンタら、なにをそないに盛り上がってんねん?
もしかして美味い儲け話でもあるんか?」

「ル、ルクミニ殿まで……こ、この面子はまさか……!?」

うむ、そのとおり! 人気順位で下の子にも愛の手を! 企画である!

「なにせ順位発表の場でも、それ以下の子達で
ひとくくりにされて出番がなかったしな」

「それ以下の子言うなぁ!!!」

「まあ、ワタシは特に気にしてないけどね。
それにこうやって出番が増えるのもキライじゃないし」

「ウチもジェニさえ頂けるなら、なんぼでも協力しまっせ♪」

「うむ、心強いお言葉まことに感謝である!」

「さすがファンサービスの心得がわかってらっしゃる!」

 

(ジーーーーーーーっ)


「うううう、わかった! 協力すればいいのだろう!? 協力すればぁ!」

「な、なんなのだ、このコーナーは?」

「うむ! よくぞ聞いてくれた! これは我らがツイッター上で
サービス残業……もとい、出張勤務した際に従事したコーナーである!」

「簡単に言うと『おお勇者よ、イってしまうとは情けない!』の
プレイ画面から、気になる情報をピックアップ&紹介&お届けしよう
というコーナーだな」

「な、なんだか良くわからぬが、その紹介内容に、
私達がコメントしていけばよいのだな?」

「イグザクトリー! では、さっそくこちらの情報から発表しよう!
 じゃじゃん!」

うにゃああああああぁぁ~~~っっっ!!?

「おお、普段の凜々しい姿とは違う可愛い萌えボイス!」

「大和撫子まさかのオシッコキャラに全日本が驚愕」

「ちちち、ちがう! これは何かの間違いで……!?」

「ところがここに本邦初公開のマル秘CGが」

ひにゃあああああああぁぁぁ~~~っっっ!!?

「オシッコプレイ! しかも顔射or飲尿の選択肢!?」

「これには黄金水好きの紳士もニッコリ」

「どうやら伊織殿はお小水属性のようであるが、ぜひご感想をどうぞ」

「ひぐ、ぐすぐすっ、も、もうお嫁にいけない……」

「返事がない。ただの乙女のようだ」

「初々しいのにオシッコキャラ! そこがいい!」

「では、次は褐色姉御肌のカミラ殿のワンシーンがこちら!」

「堂々と青○宣言! 衆人環視の中、この肝の据わりよう!
 さすがドMシーフは格が違った!」

「当然だね。この後メチャクチャS○Xした」

「自分、見抜きいいですか?」

「むしろ青○を強要されてる勇者ちゃんの心境が気になるが、
そっちの方も、ある種の諸兄にはご馳走であるな」

「ちゅーか、あんたら警邏の仕事はどないなってんねん……」

「ではでは、そんな容赦のないツッコミを誇る
関西弁ケモノ耳商人殿のマル秘画像がこちら!」

「催眠!? 大正義催眠プレイ! なんでも言うこと聞いてくれたり、
アブノーマルなプレイをさも当然のようにしてくれたり!?」

「お兄ちゃんと慕いながら、笑顔で罵倒してください」

「あー、その、不本意ながらちゅーか、こん時のはあくまで事故やで?
 そんなウチが催眠プレイ大好きみたいな扱われ方は認めんからな?」

「なんにせよ、こういった様々なHシーンが
あると分かっただけで僥倖である!」

「うむ。個人的には、ハーレムプレイシーンを抑えたいところ!」

「ワイは、スライム姦とか触手姦とか!」

「むぅ、あるかないかはまだわからんが、ぜひ今後とも調査を続けて行き、
少しでも多彩なHシーンを紹介したいとは思っている!」

「くうぅぅ……サービス残業だ、社畜だなんだと愚痴っておきながら、
こういう時ばかりヤル気をみせおってぇ……」

「ふむ、この飽くなき情熱に商売っ気……
ウチもちょっとばかり見習うところがありそうやな」

 

我ら名も無き社畜、すべてはエロスの為に!


「ん? そういや、人気投票順ちゅーなら、
なんや一人姿が見えないような……」

「そ、そうだ! エルメンヒルデ殿はどうしたのだ?」

「はて? なんの話やら?」

「えるめんひるで? 知らない子ですねぇ」

「もちろん、意図的に呼ばなかったなどという事実はないので、
疑う事なきようお願いしたい」

「フフフ そんなコトもあろうかと、アタシがしっかり
呼んでおいてあげたわよ♪ さぁ、泣いて悦びなさいな?」

「……………………」

 

隊長からは逃げられない!!?


 

 

ゴシャ! ドゴ! バキ! グチャアッ!


 
 
 

 

兵士達はぜんめつしてしまった!


 
 
 

 

次週「おお、兵士達よ。
もうデバッグは終了したが大丈夫か?」
乞うご期待!


 
 
 
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