 |
 |
「――――――3」
|
|
 |
「――――――2」
|
|
 |
「――――――1」
|
|
 |
「どっか~ん♪」
|
|
 |
「なぜなにまおなま♪ SUNSUN♪
はっじまるよ~♪」
|
|
 |
「せ~の」
|
 |
 |
 |
|
 |
「祝! 魔王のくせに生イキだっ!
とろとろトロピカル!
本日発売!!」
|
 |
 |
 |
|
 |
「はい♪ これで、アン様のあんなシーンやこんなシーンを……ぐへへ」
|
|
 |
「ジッタちゃん、涎が垂れてるわよ♪」
|
|
 |
「はふぅ……DVDって焼くの大変でした……」 |
|
 |
「えっ!? タオさん、DVDを焼いてたんですか!?」
|
|
 |
「はい♪ ラグジュアリーさんの事務所のホットプレートを
お借りして、一枚一枚丁寧に手焼きで――」
|
|
 |
「あほうか、おぬしが焼いていたのは皆の夜食のお好み焼きじゃ」
|
|
 |
「オコノミヤキ? あれも丸くて薄かったですけど……」
|
|
 |
「え、えっと……またあとで違いを教えますね」
|
|
 |
「げへへ……」
|
|
 |
「こっちもだめそうね♪」
|
|
 |
「まぁ、今日はいい日じゃから怒らんが、先に進めていいかの?」
|
|
 |
「は、はい。大丈夫かと思います」
|
|
 |
「というわけで、今までもらっていたメールを
一気に紹介していくのじゃ。ジトニャ……は使えそうにないから、
デメララ」 |
|
 |
「はい。タイ様からいただきました」
|
|
 |
「『マスターアップメイド長エロイ!ロリBBAと呼ばないから
オイル塗らせてください!』」
|
|
 |
「きゃ、却下じゃ!!
誰がそんな恥ずかしいことなんてさせるか!!
次じゃ次!!」
|
|
 |
「は、はい! 次のメールです。
もっと萌えるがいいや様からいただきました」
|
|
 |
「『スタッフの皆さんおつかれ様です。
アンジェリカや変身したエレノアールの大きな胸が拝めると思うと
発売日が待ち遠しいです。でも、個人的にはジトニャが一番好きです。
ああ^~騎乗位されたいんじゃあ^~』」
|
|
 |
「私ですね」
|
|
 |
「っ!? な、なんじゃ。ジトニャ正気にもどっておったのか?」
|
|
 |
「はい。私はいつでもどこでも正気です♪」
|
|
 |
「さすがジッタちゃんね」
|
|
 |
「ふふふっ♪ それにしても、そんなに私に騎乗位されたいんですか? それは干からびる準備はおk? と」
|
|
 |
「物騒じゃな、おぬしは」
|
|
 |
「でも、サキュバスおジッタちゃんにお願いするということは、
それくらいの覚悟ないとだめですよ♪
まぁ、あたしに頼んでも同じですけど♪」
|
|
 |
「ぬ、そういうものか……」
|
|
 |
「では、次のお便りに行ってもよろしいでしょうか?」
|
|
 |
「うむ」
|
|
 |
「じゃあ、次はわたしが読みます~。信天翁様から頂きました」
|
|
 |
「『せっかくルッキー様も1位になったのですから、
何かグッズ製作とかはされないんですか?』」
|
|
 |
「なんじゃ、また儂か」
|
|
 |
「今回はご主人様のグッズが作られましたけど」
|
|
 |
|
 |
「もし、作られたのならこんな感じになるのかしら?」
|
|
 |
「ば、ばかもん! なぜに儂がこんなハレンチな恰好を
せねばならんのじゃ!! これも却下じゃ! 却下!!」
|
|
 |
「実際のところ、どうなんでしょうかいつものスタッフさん?」
|
|
 |
|
 |
「現状のところは予定はありませんが、ご要望が高ければ偉い人に
怒られに行ってきます。だそうです」
|
|
 |
「怒られること前提なのね」
|
|
 |
「そんなもの、怒られるだけ怒られて却下じゃ!」
|
|
 |
「でも、ルッキー様。ユーザー様からのご要望に応えるのも
お仕事ではないでしょうか?」
|
|
 |
「うっ……」
|
|
 |
「そうですよ~ご主人様(ユーザー様)のご要望をなるべく
かなえるのも、メイドの務めだとおっしゃってたじゃないですか♪」
|
|
 |
「うぐっ……たしかにそうじゃが……。というか、貴様ら、
今日はやけに儂に対してつっこんでくるの」
|
|
 |
「ふふっ♪ 今日は無礼講ですよ♪ 無礼講♪」
|
|
 |
「それは儂がいう言葉じゃ……はぁ、まぁよい。
今日はめでたい日じゃからな許してやるのじゃ」
|
|
 |
「ありがとうございます。お優しいルッキー様♪」
|
|
 |
「では、このまま次のお便りに行かせていただきますね。
曇様から頂きました」
|
|
 |
「『カウントダウンのエレアちゃん、髪が乱れて疲労いっぱいの表情、
最高にセクスィー。きっと、アンの健康器具なんだろうなと
ストーリーが見えて面白いです。』」
|
|
 |
「カウントダウンイラストの感想ですね」
|
|
 |
「今回はなんだかクイズが一緒になってて、
わたしには大分むずかしかったです~」
|
|
 |
「あら、そんなに難しかったかしら? 巷のうわさでは簡単すぎない? みたいな感じだったらしいわよ」
|
|
 |
「う~、そうなんですか? わたし自分の担当したところも
わかりませんでした」
|
|
 |
「そ、それはどうなんでしょうか……」
|
|
 |
「まったく、メイドとしてこれぐらいの問題もわからんとは
嘆かわしいのじゃ……。これは、後でクイズの答えがわかるまで
居残りじゃな」
|
|
 |
「はう~」
|
|
 |
「えっと、クイズの応募に関しては、パッケージの中に専用用紙が
入っておりますので、そちらに回答を埋めていただき、
お送りいただければと思います」
|
|
 |
「なお、詳しい応募要項に関しましては、専用ページをご覧ください♪」
|
|
 |
|
 |
「えっと、お便りは以上であとはお知らせですかね?」
|
|
 |
「そうですね。小説版のお知らせですね」
|
|
 |
「前作『魔王のくせに生イキだっ!2 ~こんどは性戦だ~』の
ノベライズ版がぷちぱら文庫様より、同じく今日発売になりました」
|
|
 |
|
 |
「ノベライズ版として、ゲームの内容を再編集し収録しております」
|
|
 |
「通勤中のお供にぜひ一冊♪」
|
|
 |
「いや、通勤中はまずいじゃろ」
|
|
 |
「絶賛発売中なので、なまトロと一緒によろしくお願いします♪」
|
|
 |
「さて、これで今日は以上じゃな?」
|
|
 |
「はい、これで終わりですので、早く帰りましょう」
|
|
 |
「ん? なにやら用事でもあるのか?」
|
|
 |
「はい、急いで家に帰ってアン様ルートを
ループしないといけないので!」
|
|
 |
「はぁ……貴様はまったく……」
|
|
 |
「まぁ、ここを見てくれているユーザーさんも早くプレイしたいと
思っていますので、ある意味ジッタちゃんはユーザーさんの気持ちを
代弁してると思いますよ♪」
|
|
 |
「アン様~アン様~」
|
|
 |
「いや、こやつはある意味別格じゃろ」
|
|
 |
「あはははっ……」
|
|
 |
「まぁたしかに、いつまでもここにユーザーたちを引き留めておくのも
悪いからのそろそろ〆るか」
|
|
 |
「えっと、それではみなさま。また、ゲームの中で会いましょうね♪」
|
|
 |
「せ~の」
|
|
 |
「ばいば~い♪」
|
 |
 |
 |
|
 |
「アン様!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
|
|
|