「――――――3」

「――――――2」

「――――――1」

 

「どっか~ん♪」


 

 

「なぜなにまおなま♪SUNSUN♪
はっじまるよ~♪」


 

「からの――」

 

 

「祝マスターアップ!!」

 

「というわけで、無事マスターアップ致しました♪」

「今までお待たせしてしまいまして、申し訳ありませんでした」

「無事、今月末発売されるから楽しみに待っているのじゃぞ♪」

「さて、マスターアップ報告も伝えたし、本日のメインイベント……」

「儂のあだ名大発表会なのじゃ~♪」

「あ、あの~メイド長様……」

「ん、なんじゃ? ジトニャ?」

「これ本当にやられるんですか?」

「なにを言うておる。やるに決まっているのじゃ。
それ、ほれ――こんなにお便りも来ているのじゃ」

「えっと……メイド長様。その……お便りの中身なんですが、
もう見られました?」

「ん? 今日は時間がなかったからの、まだチェックすらして
おらんのじゃ。それがどうしたのじゃ?」

「そ、その……なんと言いますか……」

「なんじゃ、二人揃って奥にモノが詰まった言い方は……
もうよい!どちらにしろ目を通さなくてはならんのじゃから、
このままいくのじゃ」

「は、はい」

「それじゃあ、早速頂いた意見を一気にご紹介なのじゃ」

「では……ドライアイ様からで、『ルー』

「ふむ、いい感じの響きじゃの」

「つづきまして、XOP様からで『ルクス』

「こっちもわるくないの♪」

「続きまして、信天翁様から頂きました『ルッキー』

「おぉ、親しみ感があっていいの~」

「つづきまして、尋常じゃねぇロリコン様から頂きました『ルキたん』

「ちょっとかわいすぎる気がするが……」

「他にも、魔王様、お許しください!様より
『ルキ公』『ルキフグスさんじゅうななさい』

「霧白狼様より
『フランス語の「リュシフュージェ」を縮めてリュシフ』

「などなど多数の方から頂いております」

「ふむ、これはなかなか悩んでしまうの~」

「ん? なんじゃ? まだそっちにたくさんお便りが
残っておるじゃないか」

「!?」

「い、いえ、メイド長様! こちらは……」

「そ、そう、こちらは本日の分のお便りではなく……」

「一番上の紙にルキフグスあだ名お便りと書かれておるぞ……」

(スタッフのばか~~~)

「もうよい、儂が読むのじゃ!!」

「メイドの下僕様、サトウ様、髪神様、他32名の方から
頂いたのじゃ♪ ありがとなのじゃ♪」

BBA、ロリBBA、鬼BBA、萌えBBA――

「…………」

「…………」

「…………」

「き……」

貴様ら……ほとほとレーテ川に沈されたいようじゃの? ん?

少し待っておれ、送ってきた者達の住所がわかったら
すぐに向かうからの……カカッ

「メ、メイド長様がどこかへ行かれてしまったようなので、
本日は短いですがこれにて終わります」

「というか、メールを送ってきた人たちは速やかに逃げてください!
それはもう地獄の果てまで逃げる準備を!」

「メイド長様がお戻りになられてから改めて、
あだ名を考えさせていただきます…」

「そ、それでは――」

「ま、まった来週~」