【サド】
「どうだ。下の口で初めて食べるご馳走の味は? 美味しいか?」

【ウル】
「お、おい――お、おいじぐなんかなっい! こんなの、お、おいじぐなんがないぞ。」

【ウル】
「ち、チガウ! こ、こんなのゴチソウちがう! おいしくない。ごんらの、お、おいじぐない」

【ウル】
「らから、らからぁ。ぬ、ヌイテ! これヤダ! ヤダがら、ぬ、ヌケぇっ!」

 必死の様子でジタバタと藻掻きだす。

【サド】
「ヤダから抜けか。折角ご馳走を上げたのに、我が侭言っちゃ駄目じゃないか」

【ウル】
「い、いってない! うーはワガママなんかいってないぞ! ヤなものはヤなんだぁ!」

 何とかこの状況を脱しようと抵抗してくる。が、先程散々くすぐってやった為か、
 まともに力を出すことができないようだった。

【ウル】
「お、オナカがすいてチカラがでないぞ」

【サド】
「そうかそうか。お腹が空いてるか。なら、しっかりこれを味わわせてやらないとな。
ほら、ここからが本番だぞ。お腹いっぱいになるまで堪能しろよ」

【ウル】
「ほ、ホンバン?」

 涙目で首を傾げるウルに微笑みかけながら――

 ぐじゅっ、じゅぶっ、じゅぶるるるぅ。

【ウル】
「ひ、ひぎっ! な、ナニ? ひっひぁああ! う、うごいてる。
う、うーのナカでまた、う、うごきだした。おおきいのがうーのナカこすってる!」

【ウル】
「ダメ。うごいちゃダメ。うーのナカでうごかないで! ダメだぞ。こんっなのダメだっぞぉ」