【サド】
「さあ行け! 這い寄れ! ニュル子さん!」

【アリア】
「ちょっ――ひっ! い、いやぁっ!」


 ニュルッとした触手がアリアの身体に絡みつく。
 逃げる暇もなく、アリアはニュル子さんによって宙づり状態にされた。
 すごいぞニュル子さん!

【アリア】
「な、ちょっ、離せっ! 離しなさい!! 離しなさいよぉっ!」

【アリア】
「なにこれ、ニュルニュルしてき、気持ち悪い。気持ち悪いのよ! 
こ、このっ! 離せっ! 離しなさいっ!!」

【アリア】
「うう、べとべとする……ふ、不快なのよ! 触られてるだけで鳥肌が立ちそう……。
いやっ、こんなのイヤよっ! このっ、このぉ!」


 必死に触手を振り解こうとするが、無駄だな。

 ニュルッ、グニュッ、ニュジュゥ……。

【アリア】
「ひっ! あ、あたしの動きに合わせて絡んでくる。
うっく、腕と脚がこんな気持ち悪いのに締め付けられてる。このっ! 離しなさいよぉ!」


【サド】
「ククク。じたばたもがいても無駄だぞ。ニュル子さんはお前ごときが
どうにかできるような存在ではないのだ」

【アリア】
「だ、だったらあんたがどうにかしなさいよ! 
不快なのよ! 早くあたしを解放しなさいっ!」

【サド】
「駄目だ。これは更正の為のオシオキだからな」

 必死に叫ぶアリアを眺めながら、ニヤニヤと俺は笑う。

【アリア】
「あんた……本気であたしを助ける気はないみたいね。
い、いいわよ。あんたなんかの助けがなくたって、これくらいどうにかしてみせるんだから!」


 ぬっちゅ、ぐちゅっ。ちゅじゅっ、ぬちゅるぅ……。

 だが、強がり、もがけばもがくほど触手は身体に絡みついていく。
 残念だったなぁアリア。

【アリア】
「んっく、あっ! そ、そこに触るな! あ、あたしの胸に絡みつくんじゃないわよ! 
くっ、うあっ! し、絞らないで。んんん。む、胸を絞らないでよ!」

【アリア】
「ち、乳首は駄目よ! そこに触っちゃだ――んっく、くふっ! んああっ」